【備忘録】オフライン環境へVS2015+MySQLのASP.NET MVC4環境構築 第2回:追加パッケージ導入
初めての方は、はじめまして。再びご覧いただいた方はこんにちは。たろいもです。
Visual Studio 2015 ExpressとMySQLでASP.NET MVCのWebアプリケーションを作ろうよ企画の第2回目です。前回は、アプリケーションのインストールだけで終わってしまいました。ということで、今回はちゃんとWebアプリケーションのプロジェクトを作って、しっかりMySQLと連動させるところまで・・・・・・いけたらいいなぁ。
今回のお品書きはこちら
Nugetの接続先をローカルに変更
開発において、様々な追加パッケージが必要となります。今回ならMySQLと接続するためには、そのための追加パッケージが必要ですし、Webアプリケーションで使うJQueryやらbootstrapやらも利用するならば、追加のパッケージを導入しなければいけません。
そんなパッケージ追加をお手軽にやれる仕組みがNugetなのですが、この人、オフラインで使うととんでもなく遅くなります。そりゃ、存在しないダウンロード先を探しに行こうとしますからね・・・・・・。
オフライン環境においては、追加したいパッケージをNuget Galleryから自分でダウンロードしてきて、オフライン環境のNugetが参照できる場所に置いてやる必要があります。
そのために、Nugetのパッケージソースからオンラインの参照先を取り除き、オフラインの参照先を追加してあげなければいけません。
新しいプロジェクトの作成
「新しいプロジェクト」の作成項目の中には、そのものずばり「ASP.NET Webアプリケーション」の「MVC」というのがあります。
この設定でプロジェクトを作成すると、DBContext付のモデルにコントローラからビューまで一式揃え、bootstrapまで含めたプロジェクトを構築してくれます。
ただこれ、既にかなりのビューが準備されてまして、もし大半が要らないビューだった場合、ビューは消さなきゃいけなしし、コントローラは直さなきゃいけないし、そもそもエンティティモデル組まれてないしということで、たろいもはEmptyなWebアプリケーションで開始することにしました。
はい、見事に空っぽなプロジェクトが出来ました。
エンティティモデル構築用追加パッケージ導入
せっかくMVC作るのですから、MySQLをマイグレーション先にしたエンティティモデルを構築しましょう。
MySQLに対してエンティティモデルを構築するためには、「MySql.Data.Entity」というパッケージが必要です。
この「MySql.Data.Entity」ですが、依存関係として以下3つのパッケージを要求してきます。
- .Net Framework Version V4.5.2 以上
- MySql.Data 6.10.8 以上
- EntityFramework 6.2.0 以上
(※ 上記は、MySql.Data.Entity 6.10.8 の場合です)
プロジェクト作成の段階で「.Net Framework 4.6.2」を使用していますから、1つ目は良いとして、残り2つは導入してやらねばいけません。
「EntityFramework」には依存関係がありませんからこのまま導入できます。「MySql.Data」ですが、なかなか派手な依存関係が記載されています。
が、この辺は普通に「.Net Framework4.6.2」があれば問題なく導入可能です。ということで、Nuget Galleryでこの3つのパッケージをダウンロードし、Nugetのローカル参照先に指定したフォルダへと格納しましょう。
これで、ソリューションエクスプローラから「Nugetパッケージマネージャー」を開くと、
ダウンロードした3つのパッケージが導入できる状態になります。
あとは、
の順でインストールしましょう。(1と2は逆でもOK)
これで、エンティティモデル構築のために必要なパッケージは導入完了です。
おしまい
なんでしょう、この話の進まないジリジリ感。今回で一発目のマイグレーションくらいまで行こうかと思ったのですが・・・・・・。
ということで次回予告、「はじめてのマイグレーション!」にご期待ください!